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【LP分析シリーズ】ファーストビュー編|数秒で離脱を防ぐキャッチコピーとビジュアル設計

LPを開いた読者は、スクロールをする前のわずかな時間で、そのページを読み進めるかどうかを判断していると言われています。多くのLPで、離脱の大部分がこの最初の画面、いわゆる「ファーストビュー」の段階で発生する傾向があります。今回はLP分析シリーズの第一回として、ファーストビューの設計で押さえておきたいポイントを、構成要素ごとに整理します。

ファーストビューとは

ファーストビューとは、読者がLPにアクセスした際、スクロールをせずに最初に目にする範囲を指します。一般的には、メインコピー(キャッチコピー)、サブコピー、メインビジュアル、CTA(行動喚起)ボタン、簡単な信頼要素などがこの範囲に含まれます。

ここで読者の関心を引けなければ、本文がどれだけ丁寧に作り込まれていても読み進めてもらえません。ファーストビューは、LP全体の中でも特に優先度の高い改善ポイントと言えます。

ファーストビューを構成する5つの要素

1. メインコピー:「誰に」「何を」「どうなるか」を一文で

メインコピーは、商品・サービスの特徴をそのまま説明するのではなく、「誰のための商品か」「読んだ人にとって何が変わるのか」を一文で伝えることが基本です。情報を詰め込みすぎると要点がぼやけてしまうため、伝えたいベネフィットは一つに絞り込むことをお勧めします。

2. サブコピー:メインコピーへの疑問に数字や実績で答える

メインコピーだけでは「本当だろうか」という疑問が残ることがあります。サブコピーでは、その疑問に答える形で、具体的な実績や数字を添えると説得力が増します。メインコピーとサブコピーは、セットで設計する意識を持つと効果的です。

3. ビジュアル:視線の流れと商材の相性を意識する

画像やレイアウトは、読者の視線がどの順番で動くかを意識して配置します。一般的には「ビジュアル→メインコピー→補足情報」の順で視線が流れるよう設計すると、情報が伝わりやすくなります。BtoC商材では人物の表情が写った写真がCVRに良い影響を与える傾向があるとされており、商材の特性に応じてビジュアルの種類を選ぶことが重要です。画像がキャッチコピーの内容と一致していない場合、かえって読者を混乱させてしまうため注意が必要です。

近年は、静止画だけでなく短い動画をファーストビューに組み込むLPも増えています。動作や使用感が伝わりやすい商材では、動画の活用も選択肢の一つになります。

4. CTAボタン:行動がイメージできる文言にする

「詳しくはこちら」「お問い合わせ」といった汎用的な文言よりも、「無料で相談する」「30分の無料診断を予約する」など、クリックした先に何が起こるかが具体的にイメージできる文言の方が、読者の行動につながりやすいとされています。ボタンの色や配置だけでなく、文言そのものの見直しも改善の余地が大きい部分です。

5. 信頼要素:ファーストビューの下部に小さくでも配置する

導入実績・利用者数・メディア掲載歴といった信頼要素を、ファーストビューの範囲内に小さくでも配置しておくと、その後の本文を読み進めてもらいやすくなります。特に健康食品や美容など、信頼性が購買判断に直結しやすいジャンルでは、この要素の有無が離脱率に影響することがあります。なお、実績や効果を訴求する際の表現については、景品表示法・薬機法などの規制に沿っているかを必ず確認してください。

表示速度とスマートフォン対応も忘れずに

ファーストビューの内容がどれだけ優れていても、表示に時間がかかれば読者は開いた瞬間に離脱してしまいます。画像の圧縮や配信方法の見直しなど、表示速度の改善によってモバイル経由のCVRが大きく変わったという事例も報告されています。LPへのアクセスの多くがスマートフォン経由であることを踏まえ、スマートフォン表示を基準にファーストビューを設計することをお勧めします。

よくある失敗パターン

  • メインコピーに複数の訴求を詰め込みすぎて、結局何が言いたいのか伝わらない
  • ビジュアルは魅力的だが、メインコピーの内容と結びついていない
  • ターゲットが誰なのかが曖昧なまま、商品説明から始まっている
  • CTAボタンの文言が「送信」「お問い合わせ」など汎用的すぎる
  • 信頼要素がファーストビューになく、本文まで読まないと分からない
  • PCでの見え方だけを確認し、スマートフォンでの表示崩れや読み込み速度を確認していない

まとめ:ファーストビューのチェックリスト

  • 誰のための商品・サービスかが一目で伝わっているか
  • メインコピーとサブコピーが、ベネフィットと根拠のセットになっているか
  • 視線の流れを意識したビジュアル配置になっているか
  • CTAボタンの文言が、行動をイメージできる具体的な表現になっているか
  • 信頼を感じさせる要素が視界に入っているか
  • スマートフォンでの表示速度・レイアウトを確認したか

ファーストビューの改善は、LP全体を作り直すよりも着手しやすく、成果につながりやすい部分です。次回のLP分析シリーズでは、アンケート形式のLPにおける設問設計について取り上げます。

LPのファーストビュー改善にお悩みの方は、クアジュ合同会社にご相談いただくことも可能です。